田舎に住んでいると、役所に行くのが億劫に感じることはありませんか?道は混んでいるし、駐車場は狭い、時間もかかる…。そんな中、法人印鑑証明を郵送で取得できる方法を試したところ、スマホとマイナンバーカードだけで意外と簡単にできたので、その手順をご紹介します。
印鑑証明の通常の取得方法
法人の印鑑証明を取得するには、通常、以下の手順を踏む必要があります。
- 法務局へ行く
印鑑証明カードを持参して法務局へ出向きます。委任状は不要です。 - 必要書類を記入
法務局に備え付けの申請用紙に必要事項を記入します。 - 収入印紙を購入して提出
450円分の収入印紙を購入し、申請書に貼り付けます。 - 証明書を受け取る
提出後、10分ほどで印鑑証明書を受け取ることができます。
ただ、法務局まで片道1時間弱もかかる場合、なかなか気軽に行くことができません。そこで便利なのが、郵送での申請です。
郵送で法人印鑑証明を取得する手順
1. かんたん登記申請にアクセス
まず、法務省の「かんたん登記申請」サイトにアクセスします。以下の手順を進めます:
- 初めての場合
画面下部の「申請者情報の登録」ボタンをクリックして、IDとパスワードを設定します。 - 利用場面の選択
STEP1の「利用場面選択へ」をクリックし、「商業・法人登記の印鑑証明を請求したい」を選びます。途中、ポップアップが出てきますが「×」で閉じて問題ありません。
2. マイナポータルを活用して電子署名を行う
電子署名にはスマホとマイナンバーカードが必要です。
- 必要なアプリをダウンロード
スマホに「マイナポータル」アプリをインストールします。 - QRコードを読み取る
申請画面に表示されるQRコードをアプリで読み取ります。 - 暗証番号を入力し、カードを読み取る
マイナンバーカードの暗証番号を入力し、スマホにカードをかざして読み取ります。 ※スマホケースを外すとスムーズに読み取れます。
3. 電子納付を行う
電子署名が完了すると、10分ほどで「納付」のボタンが表示されます。
- 電子納付ボタンをクリック
ネットバンクまたは郵便局のATMでペイジーを使って支払いを行います。 - 法務局から証明書を受け取る
支払い後、法務局から印鑑証明が郵送されます。
郵送申請のメリットと注意点
メリット
- 時間と労力の節約
法務局までの移動が不要になるため、時間を有効に使えます。 - 簡単にリピート可能
初回は設定に時間がかかりますが、2回目以降はスムーズに申請できます。
注意点
- 利用可能時間
サービスは平日8:30~17:00のみ利用可能です。 - 電子署名の準備
スマホとマイナンバーカードが必須です。事前にアプリをダウンロードしておきましょう。
まとめ
法務局が遠い方にとって、郵送で法人印鑑証明を取得する方法は非常に便利です。最初の設定は少し手間に感じるかもしれませんが、一度手順を覚えれば簡単に利用できます。忙しい経営者や田舎に住む方は、ぜひこの方法を試してみてください!
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